沼を行き来する

いろんなところにいます

グッズはまわりまわるよ

お題「オタクグッズの処分方法を教えてください。金額を考えてふと我に返ってるところです。」

長年あらゆるジャンルに頭を突っ込み生きてきた人間なので、グッズは何度も整理した。

大阪に住んでいるので、学生時代は「売る」となるとやはり難波・日本橋に行くことが多かった。

日本橋に行けば、「K-BOOKS」もあるし、「らしんばん」もあるし、「まんだらけ」もある(一時期撤退し、隣駅の心斎橋にしかない時期もあったが最近帰ってきてくれた)。

難波駅前に「ブックオフ」があった時期があり、マンガ以外の一般書籍も売ることも出来るということで交通費を払っても売りに行ったいた。

今はネットもさらに普及し、家のパソコンやスマホで売りたい商品の事前登録出来る「駿河屋」を一番よく使っている。

 

未だにお世話になってる身の上の、個人的感想としては、

K-BOOKS」…15年ほど前に「グッズ売るぞ」となると一番最初に査定申し込みしに行ってたのは「K-BOOKS」だった。

当時はアニメ・ゲーム関連の商品ならとりあえず査定してくれていたが、最近は買い取り可能作品がかなり限られてるので気をつけなければいけない。それだけ絞られても番号札制がないとキリがないくらい売りに来てる人は多い。こないだ平日の開店とほぼ同時に持って行ったにもかかわらず、前にいた人がとんでもない量のグッズを査定申し込みし、3番か4番くらいだったわたし(売るグッズは10個くらい)でさえ結局二時間くらい待たされた。わたしの後ろにも何十人と待機の人たちがいて、まだまだそれなりに元気だなーって思ってしまった。

 

らしんばん」…昔友達が「まんだらけとKブで売れないやつはな、らしんばんで売るしかない。【最終処分地】やで」と教えてくれた。

今思い返してもひどい呼び名だ。なぜ友達がそんな呼び方しているかと言うと、「とりあえず、この辺のこまごましたグッズや同人誌はまとめて10円で良いですか?」と言われるからだ。重い在庫を家に持って帰るより、10円で処分する方がマシということだ。そのひどい名称をつけた友達は、奈良に住んでいた子なので、「荷物減らして帰りたい」という思いが強かったんだろうなと思う。今も値段付けるのに困る商品はまとめて10円とかで買い取ってくれるのだろうか。

 

まんだらけ」…知らない人はいないであろう、中古買取販売の「まんだらけ」。

最新のアニメグッズよりは、昔のアニメグッズとかを高く買い取り、主に扱ってるので、自分は昔欲しかった『セーラームーン』や『セイントテール』『レイアース』などのグッズを探しに行くことの方が多い。

あとは、ジャニーズグッズの売買の際はよく利用した。結構なんでも買い取ってくれるが、コンサートなどで販売されてるフォトセットは完品じゃないと受け付けてくれなかったなぁ。だが、店頭で売られている写真はいろんな時代のがごちゃまぜになってるセットものが多いというね……。(ガシャ状態)

 

駿河屋」…「らしんばん」のことを教えてくれた友人が結婚を機にグッズをすべて処分したのだが、その時に教えてくれたのが駿河屋だった。

ダンボールに、とにかくグッズでも本でもCDでも詰めれば、査定してくれる。結構高値で引き取ってくれる」とその友達が言ってたのでわたしも早速利用したことを覚えている。当時は本当に乱雑にダンボールにぶちこめば査定してくれて、指定口座に振り込みしてくれた。

数年前あたりからはジャンルがわかるように袋で分けたり、こまごました商品も一つずつ商品名を記入したメモを添付して~など細かく入れないとちゃんと査定してもらえなくなった。まあ、向こうの査定する人も知らない作品だってたくさんあるから仕方ないよな。その他大雑把でもなんとかなかってたシステムは変わっていったが、前述のように「家のパソコンやスマホで売りたい商品の事前登録」した上で店舗持ち込みできるシステムがあるため、少ない場合は近くの駿河屋にその方法で持ち込みしている。

だが、事前に登録したから査定の待ち時間が本当に省略されてるかって言われたら、やはり自分より前の人が多く持ち込みしていたら、何時間か待たされることも多々ある。

売りに行く時は時間に余裕がないと結局難しいんだなとひしひし思う。

だけど、たとえフォトセ完品じゃなくても、一枚ずつ登録すれば(アイドル名/どういうポーズをしているか/どんな衣装かなど事細かに検索する。すごくめんどくさいが、合致した時ちょっと嬉しくなる)値段のつくものに関しては買い取ってくれるのが大きい。

 

そんな感じで処分をしている。

よく母親から「売るぐらいなら買うな」と怒られていたが、その当時はそれが欲しくてたまらなかったんだよなぁと思う。どうしてもそれを見たかった、それに触れたかった。そう強く思ったくせに手放すのか、ワガママだなと思うけど、買わずに死ぬまで後悔するより、買って一度でもしっかり満足した方が自分の心は安定するように出来てるから仕方ないなと最近感じた。なのでわたしは万年金欠、自転車操業人生である。

 

自分が不要になってもどこかであの日の自分のように「欲しい!」と探してる人もいる。

実際、私もいまだに心残りで探しているアニメグッズが何個かあり、1か月に1回「パトロール」と称して、駿河屋やまんだらけのサイトを回遊する。

そのおかげで、幼稚園の頃に持ってたが、引っ越ししたあたりで失くしてしまった『赤ずきんチャチャ』のマリンちゃんのコンパクト(カバヤ)を「まんだらけ」でようやく1点手に入れることができた。土台が赤と緑の2種類あるらしいが、とりあえず片方ゲットできただけで悔いが少し減った。(といいつつ、まだ片方探している)

集めてきたグッズや本を「手放す」「売る」「処分する」というのは結構後ろめたいというか、どこか罪悪感あるかもしれないが、それで救われるオタクもいるので、「次の持ち主にも大事にしてもらえよ」と思ってほしい。

 

年末は大掃除をした人が不要になった品々を中古店に持ち込みが増え、年始に行くと探してたグッズに出会える時期なので、またネットの海を漂うわたしがいるだろう。